住友、地上ケーブルの伝送損失を改善

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May 25, 2023

住友、地上ケーブルの伝送損失を改善

住友 図1 DCIケーブルルート 住友電気工業は、ピュアシリカコアの低損失大容量ケーブル「PureAdvanceTM-110」を採用し、地上光ファイバケーブルの伝送損失を改善しました。

住友 図1 DCIケーブルルート

住友電気工業は、純粋なシリカコア、低損失、大有効断面積(Aeff)ファイバーである PureAdvanceTM-110 を使用して地上光ファイバーケーブルの伝送損失を改善しました。

この改善は、トランク ネットワークやデータ センター間のデータ トラフィックの増加に伴うブロードバンド光トランスポート ネットワークへの需要の増大に対応できるように設計されています。

住友電工は、地上幹線伝送路向けに、低損失・大口径Aeff純シリカコアファイバPureAdvanceTM-110および光ファイバケーブルを2017年から商用供給してきました。 ITU-T勧告G.654.​​E※2に準拠しており、低伝送損失と大きなAeffという優れた性能により、長距離の大容量光信号伝送に適しています。

さらなる低伝送損失を実現するために、超低損失ピュアシリカコアファイバ技術を適用し、伝送損失を0.17dB/kmから0.16dB/km以下(波長1550nmにおける代表値)に改善しました。

PureAdvanceTM-110を採用した地上光ファイバケーブルが、東京、神奈川、千葉のデータセンター群を接続する広域データセンターインターコネクト(DCI)プロジェクトに採用され、納入が完了しました。 これらのケーブルの低損失性能により、長さ 157km のセクションを含む、導入後の総損失 (スプライスおよびコネクタ損失を含む) が 36dB という極めて低損失な伝送リンクの構築が可能になります。 これは、データセンター間の大容量データ伝送を可能にし、光中継器の数を削減することを目的として設計されており、システム全体のコストを削減しながら信頼性の高い伝送リンクを実現します。